「野田琺瑯のレシピ」は、前回の「一生つきあいたい万能キッチン道具 野田琺瑯の本。」と同じく、野田琺瑯の奥様である野田善子さんが書かれた本です。
今回は特にホワイトシリーズに特化しており、ホワイトシリーズの使い方とレシピが多数紹介されています。
野田琺瑯のレシピ 琺瑯容器+冷蔵庫で、無駄なく、手早く、おいしく。
ホワイトシリーズとは
「冷蔵庫の保存容器といえば野田琺瑯のホワイトシリーズ」といっても過言ではないほど知名度をあげたホワイトシリーズ。この本の表紙にもなっていますね。
見た目のシンプルさはもちろん、ホーローは衛生的で、形も円形・正方形・長方形と入れるものによって選びやすく、蓋付きなので重ねておける、というのもありがたいですよね。
冷蔵庫を開けた時にこの白い容器がずらっと並んでると、なんだか「できる主婦」になった気がします(笑)
人様に冷蔵庫の中身を見せるなんて普通ならちょっとはずかしいけれど、このホワイトシリーズが並んだ冷蔵庫なら堂々と見せられるかも。
野菜の下ごしらえの仕方とレシピ
野菜を買ってきたら、まずは洗って、切って、ホワイトシリーズに保存、という流れをいろいろな野菜で紹介しています。
おはずかしながら、私は野菜の下ごしらえってしていませんでした。なので、調理の直前に洗ったり切ったりバタバタ。
こうしてちゃんと下ごしらえしておけば、手際よく調理に取り掛かれるんですね。 ちょっとだけ使いたい時なんかにも便利だし、ぜひとも見習いたいと思いました。
その下ごしらえした野菜からの調理・レシピも掲載されており、実践しやすそうです。
常備菜のレシピ
毎食毎食、すべての献立をその都度作るのは大変ですよね。そんな時に助かるのが常備菜。
常備菜が1品でも2品でもあれば食卓のバリエーションも増えるし、栄養バランスもよくなりますよね。そしてなにしろ自分が助かる。
ホワイトシリーズに入れて冷蔵庫に保存しておけば、容器ごと火にかけて温めなおして食卓に出すことができるという、目からウロコな使い方がレシピと共に紹介されています。
ひき肉の使いこなしレシピ
安くておいしいひき肉。
餃子、コロッケ、ハンバーグと、調理によってどんな料理にも自在に変化するひき肉は、ぜひとも使いこなしたい食材の一つです。
形のないひき肉とホワイトシリーズ、もちろん相性もバッチリです。
かたまり肉の使いこなしレシピ
ひき肉に対して、ちょっととっかかりづらいと思っていたかたまり肉。
でもかたまり肉こそ下ごしらえさえしておけば、いろんなレシピに使いまわして変身できるんだな~と実感。
鶏・豚・牛、なんでもこい!です。
見た目もゴージャスなので、ちょっとしたイベントにもいいかも。
簡単おやつのレシピ
ゼリーのようなものを一個一個作るのではなく、どーんとホワイトシリーズで作っちゃいましょう、というようなスタンスで、基本取り分け方式のおやつのレシピです。
でも取り分け方式って作るのが簡単なだけでなく、見た目が豪華なんですよね。
特にフルーツとかトッピングとかしなくても豪華に見えるのは、やっぱり見た目の大きさ?圧倒感があるのかな?それに取り分ける時にも盛り上がりそうですよね。
特にコーヒーゼリーの作り方は超簡単で斬新!この本を読んでなければ思いつきもしなかったろうな~。
その他、四季の手仕事
その他にも四季の手仕事として「梅干しと梅酒づくり」「初夏のらっきょう漬けづくり」「日々のぬか漬け」「季節の果実でジャム&コンポート」などをホワイトシリーズを使ってレシピと共に紹介しています。
どれも手順をおって、写真付きで分かりやすく書かれています。
ホワイトシリーズの製品一覧も
とにかく数が多いホワイトシリーズ。
微妙なサイズ違いが多くて「それが適しているのか分からない」なんて思っていませんか?
この本には形状・サイズ別に分かりやすく紹介されているので、自分の冷蔵庫に合うサイズが選びやすいですよ。
合わせて読むのがおすすめ
前回の「一生つきあいたい万能キッチン道具 野田琺瑯の本。」が野田琺瑯の基本編としたら、今回の「野田琺瑯のレシピ」は応用編といったところでしょうか。
それぞれ1冊づつでも楽しめますが、ぜひとも2冊合わせて読んでみたい本だと思いました。
これで料理の上はもちろん、収納の腕も上がったんじゃないかな~?