パクチーの固~い殻のついた種。
このまま種まきしても、発芽しづらいし、発芽はそろわないしで、パクチーはちょっと手間のかかるハーブなんですよ。
でもちょっとしたひと手間をくわえてあげるだけで、発芽率が上がり、発芽がそろうようになりますよ。
種まきの適期
まずは種まきの適期を確認してください。
地域により4月中旬頃から可能になります。
適期になったら、いざ種まきの下準備です。
固い殻に覆われたパクチーの種
パクチーの種はけっこう大きいんですよ。
3~4mmもあるでしょうか、そして固い!
正確にはこれは種じゃなく、種はこの固い殻の中に入っているんです。
この固い殻に包まれたまま種をまいても、そりゃ発芽しづらいですよね・・・。
なので、ここでひと手間加えてあげましょう♪
種まきの下準備
まずはこの固い殻を割ります。
おすすめはプラスチックの定規を使って割ること。
定規で種を軽く押すようにしてあげるとパキッと殻が割れます。あくまで軽くですよ、軽く!中の種まで押しつぶさないようにね。
すると、このように2つに割れます。
そう、パクチーの種は1粒に2つの種が入っているんです。
すべての種を2つに割ったら、数時間~一晩水につけておきましょう。
こうすることで発芽率が上がり、発芽もそろうようになります。これがコツ!
いざ、種まき
ポットに土を用意したらいよいよ種をまきます。この1ポットに6粒全部まきました。
パクチーはシソと同じく好光性種子なので土は薄~くかぶせるだけにしてくださいね。発芽には光が必要です。
あとは水をたっぷりあげて暖かいところに置いて発芽を待ちましょう♪
発芽までは乾燥しないように、湿った状態にしておくことも大事ですよ。
ちなみに育苗箱などの大きなトレーにたくさんの種をまいて、発芽したら個々のポットに移植する、という方法はパクチーには向きません。なぜなら、パクチーの根はゴボウのようにまっすぐ下に伸びるので、移植には向かないのです。
マメ知識 「パクチー」と「コリアンダー」と「香菜」って何が違うの?
答え:すべて同じものです。
呼び名が違うだけなんですよね。
「パクチー」はタイ語、「コリアンダー」は英語、香菜(シャンツァイ)は中国語です。
昔は「コリアンダー」がメジャーな呼び名でしたが、最近のパクチーブームで「パクチー」という呼び名の方がメジャーになってきましたよね。
あ、でもスーパーなんかで生のハーブを買う時はまだ「香菜」と書かれてる方が多いかな・・・?
パクチーは種から育てるのが断然お得!
スーパーで買うと、ちょっとしたひと束がけっこうなお値段がするパクチー。
料理にちょっと添えるだけならそれでもいいかもしれませんが、どうせならモリモリ食べたいですよね?
自分で育てれば毎日パクチー祭り♪食べ放題ですよ~。
パクチーは発芽さえすれば、植える場所も選ばず、虫もつきずらく、ほとんど手間のかからないハーブです。
これは去年の秋に種を蒔いて育てたパクチー。まさに今、食べ放題状態です。
せっかく大量にあるのでおすすめの食べ方をご紹介。
こちら、一時ブームにもなったCook Doのアジアン鶏飯。
味の素 Cook Doおかずごはん(ごはん用合わせ調味料) アジアン鶏飯用 100g×4個
手軽でおいしいですよね~。何度もリピしています。
これをこのままレシピ通りに作って食べてももちろんおいしいんですが、ここに刻んだパクチーをたっぷりとのせて食べるのが私流。レモンもきゅっと絞ってね。病みつきになるほどおいしいよ~♪
こんな感じで、パクチーは春と秋の2回種まきすれば、ほぼ一年中食べられます。
ぜひあなたもチャレンジしてみてみませんか?