土作りをしたり、苗を植えたり、肥料を施したり。
ガーデニングの仕事は意外と多岐にわたります。
それらの作業をするにあたり、メインで使う道具がショベルだと思うのですが、どんなショベルをお使いですか?
私はショベルではなく「十能」を使っています。
どんな作業も器用にこなしてくれる「十能」、実はショベルよりも使えます!
十能とは
「十能とはなんぞや?」と思う人も多いはず。
実は私もその名前は知りませんでした。
こんな形状の、柄の長いショベルのようなものです。
十能(什能、じゅうのう)は、小型のスコップあるいは柄杓(ひしゃく)のような形をした、 日本の、炭や灰を運ぶための家庭道具あるいは農具である。
「10の能力(使い道)がある」から、十能と称されるようになったという説もある。
柄が長いのでバーベキューなどをした後の火の始末に適しているのはもちろんなのですが、実はガーデニングの作業にもとっても使いやすいんですよ。
ステンレス木柄炭十能がおすすめ
軽くて丈夫なステンレス製
販売されている十能には、主に「鉄製」と「ステンレス製」があります。
ここで十能を選ぶポイントですが、ガーデニングで使うのであれば「ステンレス製」がおすすめです。
「鉄製」の十能の方が安く売られていますが、やはり力仕事には折れたり曲がったりしやすいです。
耐久性を考えたら、丈夫なステンレス製がいいですね。
庭で野ざらしにしても雨に強いという利点も。
持ちやすい木柄
柄の部分が共柄でできている(つまりは鉄かステンレス)十能もあるのですが、やはり木柄の方が持ちやすいです。
火の始末等で短時間使うのであれば共柄でもいいのでしょうが、ガーデニングの作業としてある程度長い時間使うのであれば、手に優しい木柄がおすすめです。
ショベルとの比較
今使っているショベル(普通のショベルよりやや細目です)と比較してみました。
柄の長さが倍ほどあるのが分かりますね。
この柄の長さがガーデニング作業での使いやすいポイントです。
それでは実際に使っているところを見ていきましょう。
土づくりに最適
柄が長く、ひしゃくのような形をしているので土を混ぜる作業が得意です。
プラ舟いっぱいに入れた土でも、あっというまに混ぜることができますよ。
苗が植えやすい
ガーデニングをしていると、ポット苗を植える作業というのはとても多いと思います。
その作業もなんのその、十能を軽く土に挿してちょっと押すだけで、ちょうど10cmくらいの穴が掘れます。
てこの原理で力いらずです。
バラの肥料も施しやすい
バラに肥料をあげるには、肥料を施すための穴を四方に30cm近く掘らなければなりません。
一株ならまだしも、複数株あったらけっこう大変な作業ですよね。
でも、その作業も柄の長い十能であればなんなくこなせます。
ピンポイントに深い穴が掘れるので、周りに宿根草が植えてある場合でも大丈夫ですよ。
柄が長い十能はいいことづくめ!
十能は単に「柄の長いショベル」というわけではなく、その形状や軽さなど、いろんな要素が混じり合って「使いやすい」道具だと思います。
十能という名前の由来が「10の能力(使い道)がある」から、という説も納得の仕事をしてくれます。
お庭に一本、あると便利ですよ♪