災害時の備えはしていますか?
よく「3日分の非常食を常備するように」と言いますが、それプラス、ぜひとも用意しておいてほしいのがこのアイラップ!
アイラップがあれば災害時でも温かい食事を作ることができて、節水にもなるので、防災グッズにおすすめですよ!
アイラップとは
アイラップとは、岩谷マテリアル株式会社が開発した「ラップのように使える高密度ポリエチレン製の袋」のことで、食品のストックや冷凍保存に使ったり、食品と調味料を入れて揉み込んだり、電子レンジで加熱調理に使うことができます。
耐冷・耐熱温度は、-30度~120度。
つまりは、冷凍庫から直接湯煎、レンジ調理もこなしちゃうんです♪
アイラップにはいくつか種類がありますが、一番メジャーなこちらをチョイス。
60枚入りで、サイズは横21cm×縦35cm、4cmのマチ付きです。
取り出し口が上にあるので、ティッシュボックスのような感覚でさっと引き出して使えるので便利です。
サイズ感としては、やや縦長に感じます。
袋の口を縛って使う前提で作られているのでしょう。
冷凍から湯煎まで使えるアイラップですが、フィルムは以外にも薄いんですよね。
その厚さは、なんと0.09mm!
薄手ですが軽くて丈夫、しっかりしています。
アイラップでご飯を炊く
それでは災害時の在宅避難を想定して、実際にアイラップを使ってご飯を炊いてみましょう。(今回はIHクッキングヒーターを使用していますが、災害時はカセットコンロ使用で)
用意するのは無洗米を1合。
もちろん白米でも同じようにできますが、白米だと「お米を研ぐ」という作業が発生し、その分水が余計に必要になります。
無洗米をアイラップに入れ、水を米の1.2倍量入れます。ちなみに5倍入れたらお粥ができます。
アイラップの空気を抜いて上のほうで結びます。水が入らないようにしっかりとね。
このまま30分くらい浸水させます。
この間に鍋の準備をします。
アイラップが直接鍋底にくっつかないように、このように鍋にお皿を入れます。
お湯を沸かします。
沸騰したらアイラップに入れたお米を投入。
ボコボコとお湯が沸いた状態で25分湯煎します。
レトルトカレーとか牛丼の素とかがあれば、一緒にここで温めれば一石二鳥。
25分経ったらアイラップをお湯から取り出します。
このまま5分蒸らします。
そして、5分後…
ご飯が炊けてる~!
アイラップのもう一つ良い所は、このままご飯が食べられること!
袋のまま食べればお茶碗を汚すこともありません。
なんなら、このまま梅干しを入れて握れば大きなおにぎりになりますよ(笑)
土鍋でもご飯は炊けますが…
アイラップを使わずとも、例えば土鍋でもご飯を炊くことはできます。
でも、その後の洗い物が大変。
災害時に水は貴重品ですから、洗い物は極力減らしたいもの。
その点、アイラップは、調理する時も食べる時も洗い物がでません。
使用後のアイラップは小さく丸めて捨てることができるので、ゴミも最小限で済みますよ。
災害時でも食材を無駄にすることなく温かい食事ができるアイラップ
災害時には誰もが避難所に行けるわけでもなく、在宅避難する人もたくさんいると思います。
特に犬や猫などのペットを飼っている人ならば、必然的に在宅避難を選ぶことになるでしょう。
そんな時、備蓄のお米があれば、家に常備してあるような食材でこんなメニューができます。
- 鰹節+醤油で「ねこまんま」
- バター+醤油で「バター醤油ごはん」
- ツナ缶詰+マヨネーズで「ツナマヨ」
- 乾燥わかめ+塩で「わかめご飯」
- カップスープで「洋風リゾット」
どうです?簡単なものばかりですが災害時のご飯としては十分ですよね。
また、停電してしまった場合に、冷蔵庫に残った肉や魚をそれぞれアイラップに入れて一気に湯煎調理してしまえば立派なおかずに。貴重な食糧を無駄にしなくて済みます。
ちなみにアイラップにはレシピ本も販売されています。
今回ご紹介した災害時のご飯の炊き方はもちろん、乾燥パスタの茹で方や、ホットケーキミックスを使った蒸しパンの作り方なんかも載っています。
今はやりの鶏むね肉を使った「蒸し鶏」は何度も作っているレシピです♪
震災時のご飯以外にも日常的に使えるレシピも多く掲載されているのでおすすめですよ。
日本は地震大国です。
今後30年以内に、高確率で3つの大型地震が来るとも言われています。
それは30年後かもしれないし、明日かもしれません。
日頃から、できる備えはしておきましょうね!
レシピ本もおすすめ♪